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 詩という言語が指示している、内容上の意味は何だろうか?
 
 すべての芸術は、二つの原則によって分属されてる。即ち主観的態度の芸術と、客観的態度の芸術である。芸術上に於ける主観的態度とは何だろうか。客観的態度とは何だろうか

 主観と客観との区別が、必ずしも対象の自我と非我とに有るのでなくもっと深いところに意味をもってる、或る根本のものに存する

 では自我とは何だろうか? 
 自我とは実に温熱の感であり、非我とはそれの伴わない、冷たくよそよそしい感である

主観とは自我に執する態度であり、客観とは自我を離れる態度
である。
自分で自分から離れるなどいう奇態なわざが、実際にできるはずがない

こうした思想が、さも当然のように行われるのは、この場合に於ける「自我」が、常に「感情」を指してるからだ。

芸術上の主観主義とは、感情や意志を強調する態度を言い、客観主義とは情意を排し、冷静な知的の態度によって、世界を、無関心に観照する態度を言う。

客観はきまって「冷静なる客観」であり、主観は常に「熱烈なる主観」である
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