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詩を作るのは、情緒と直観の衝動による内臓的行為であるが、詩の原理を考えるのは、理智の反省による頭脳の悟性的行為である。
すべての美なるもの、高貴なるもの、精神的なるもの、情熱的なるもの、理念的なるもの及び浪漫的なる一切のものは、本質的に詩精神の泉源する母岩である。
一応、内容論は一通り読み終わったので、今日からは、少しづつ自分なりにまとめていこうと思う。
今日は、取り敢ず・・・序。
朔太郎は、詩の形式と内容とにわたるところの、詩論全体を一貫して統一したことに満足しているようだ。
①詩的精神とは何であるか
②文学のどこに詩が所在するか
③詩の表現に於ける根本の原理は何であるか
④詩と他の文学との関係はどうであるか
⑤そもそも詩と言われる概念の本質は何であるか
朔太郎は、詩の詩たる正体を判然明白に解説したと言明している。